誕生日星座の神話

やぎ座

12月23日〜1月20日生まれの人の星座


やぎ座
牧神パンはギリシアのドリュプス王の娘ドリュオペと伝令神ヘルメスとのあいだに生まれた牧畜(ぼくちく)の神様でした。
 パンは人間のすがたをしていましたが、毛むくじゃらで、頭には角がはえて、足にはヤギのひづめがついているという変わったかっこうをしていました。
 のんきな性格のパンは、よく昼寝をしていましたが、その昼寝のじゃまをする者がいるとたいへんおこって、のろいをかけて、こわい夢を見せたりしました。またパンはすばしっこくて、森や野原をかけめぐり、妖精(ようせい)を追いかけたりしていました。
 うお座のところでも登場しますが、怪物テュホンが神々をおそったとき、神々は思い思いの動物に変身してナイル川に逃げこみました。このとき、パンはあわてて変身したために、上半身はヤギのすがたになったのですが、川の水につかっていた下半身は魚のすがたになってしまいました。
 やぎ座のおかしな星座絵は、この時の変身しそこなったパンのすがたなのです。
 
イラスト・文 / KAGAYA

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