誕生日星座の神話

ふたご座

5月22日〜6月21日生まれの人の星座


ふたご座
 かがやくばかりの美女レダと、白鳥のすがたに変身した神々の父ゼウスとのあいだに、カストルとポルックスという双子(ふたご)の兄弟が生まれました。
 2人はりっぱな若者に育ち、カストルは武術の達人に、ポルックスは馬術の達人になりました。この双子の兄弟はたいへんなかよしで、力を合わせてさまざまな冒険をしていました。
 2人の冒険の中でも有名なのはイアソンやヘルクレスたちと帆船(はんせん)アルゴ号に乗って、金色の羊の毛皮を取りにいった話でしょう。アルゴ号はとちゅうで大あらしにあい、大ピンチになったことがありました。その時琴の達人オルフェウスが琴をひきながら神にいのると、カストルとポルックスの頭の上にそれぞれ大きな星がかがやき、あらしはおさまりました。
 さて、双子のうちポルックスはゼウスの血を引いていて決して死なない不死身(ふじみ)の体でした。なかよしのカストルが死んでしまうと、ポルックスはひどく悲しみ、自分の不死身を半分カストルに分けて星座になったということです。
イラスト・文 / KAGAYA

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